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妊娠5ヶ月目に腹帯を巻き、安産を祈願する「戌の日」の風習。
戌(犬)は子供をたくさん産む上にお産が軽めなことから、こういった風習があるのだそう。
あまり知られていないかもしれませんが、1日1日には干支が割り振られているので戌の日が来るのは12日に1回。
このうち、妊娠5ヶ月目の戌の日は単純計算で2〜3日。
この日に安産祈願を行っている神社やお寺に行き、祈りを捧げてもらうのが一般的な流れとなります。
このページでは戌の日と実際に何をするのか、準備すべきものなどについて詳しく紹介します!
戌の日に安産祈願をする儀式「帯祝い」
戌の日の安産祈願は「帯祝い(おびいわい)」と呼ばれるもので、安定期に入る妊娠5ヶ月目(16〜19週)に岩田帯と呼ばれる腹帯を巻いて安産を願うこととされています。
子供が多くお産の軽い犬(戌)にあやかり、神社で安産祈願した後に内輪だけの祝宴を行うのが一般的とのこと。
ただ、例えば実家と距離が離れていたりなど各家庭の状況もあるでしょうから、例えば夫婦だけで神社へ祈願に行くだけにするなど状況によって簡略化するのもいいでしょう。
(我が家はそうしました)
前述の通り1日1日には干支が決められており、戌の日は12日に1回やって来ます。
たとえば2022年4月3日は戌の日なので、つぎの戌の日は12日後の4月15日。
戌の日は、検索してみると多くのサイトで案内されています。
例えば以下のアカチャンホンポのサイトでも戌の日カレンダーを掲載しているので、チェックしてみてください。
安産祈願はどこに行く?準備するものは?
安産祈願を行っているかどうかは、神社やお寺によって異なります。
行きやすい近所にするか、安産祈願で有名なところを選ぶのかは体調や「戌の日」に対するモチベーション次第ですが、祈祷を受ける場合には事前予約が必要な場合もあるので事前に調べておきましょう。
初穂料を準備して受付で申し込み
神社やお寺で安産祈願の祈祷をする場合、初穂料(はつほりょう)というお金が必要になります。
5,000〜10,00円くらいが一般的ですが、こちらも神社・お寺により異なる場合があるので調べた上で準備するのが得策。
例えば東京の水天宮だと、以前は5,000円だったようですが2022年3月現在では8,000円になっているようです。
初穂料の金額によって、腹帯などもらえるものが変わる場合もあるらしい。
多くの神社・お寺では受付で専用の申し込み用紙に名前や初穂料の金額を記入し、記入済み用紙の返却と同時に初穂料を渡すのが一般的。
初穂料は現金のままではなく、のし袋等に入れて渡すのがマナーとされています。
また、お札は新札の方がいいとかのし袋に正しく名前を書くなど色々と細かい「マナー」が色々あるものの、厳密にチェックしてマナーがなっていないと断ってくる神社やお寺はまず考えられません。
例えば東京の水天宮公式ホームページでは、「初穂料にのし袋は必要ない」と回答しています。
お初穂料にのし袋は必要ですか? ⇒ 包まずそのまま納めていただいて結構です。
よく寄せられる質問|水天宮
結局はこちらの心持ち次第で、可能な範囲できちんとしていればいいでしょう。
私たちは無記名ののし袋に新札ではない普通のお札を入れて渡しましたが、速攻で開封して中身を確認されていましたし全く何の問題もありませんでした。
(あくまで私達の場合なので、神社やお寺によっても異なる可能性があります)
安産祈願の際の服装
服装についても特に決まりはなく、よほどでない限り断られたりすることはないでしょう。
短パンサンダルのような極端な見た目でなければ、常識の範囲内で選べば十分。
もしきちんとしたいのであれば、スーツや着物など思い思いの服装で行くのももちろんOK。
ただ、石段や砂利道を歩くことになる可能性もあるので、歩きやすい靴のほうがベター。
誰と一緒に行くか
誰と一緒に行くかについても、特別な決まりはありません。
とはいえ妊婦さん1人では万が一のときが心配ですし、最低限夫なり親なりと一緒に行ければより安心。
それぞれの両親のテンションによって、夫婦+それぞれの両親の大所帯で行って記念写真を撮るもよし、夫婦だけで行って静かに祈るもよし。
妊婦さんの体調がすぐれなければ、夫が1人で行くことだって可能です。
実際に戌の日に安産祈願行ってきた
実際に、私たちも妊娠5ヶ月目に「戌の日」の安産祈願に行ってきました!
福岡在住なのでその周りでいろいろ調べてみたところ、水天宮の総本宮が久留米市にあるらしい。
(東京の水天宮もその分社)
そんなすごいところが近くにあるなら行くしかない、ということで久留米の水天宮へ。
全国にある水天宮の総本宮なので相当すごい場所のはずなんですが、平日ということもあってかあまり人はいませんでした。逆に言えばスムーズに祈願できるし問題なし。
受付で5,000円の初穂料を払い、本殿内で祈祷をしていただきました。神主さんが祝詞とともに住所や名前を読み上げ、祈りをささげてくれます。こんなところで受付で渡した紙に記入した住所・名前が使われるのか。
最後に記念写真を1枚。
元気な子供が産まれるといいなあ。