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母子健康手帳(母子手帳)は、母と生まれてくる子供の健康状態を記録するために市町村が発行する手帳。
妊娠の届け出は母子保健法で定められている国民の義務なので、その結果もらえる母子健康手帳は基本的にすべての母親が交付されることになります。
母子手帳は、妊娠がわかったときにどうすればもらえるのか?
持っていることでどんなメリットがあるのか?
この記事で詳しくまとめました!
母子手帳がもらえるのはいつ?
母子手帳がもらえるのは、市町村に妊娠の届け出をしたとき。
届け出の仕方は市町村によって異なるので、それぞれの役所のWebサイト等で確認しておきましょう。
例えば私の住む福岡市の場合、区の福祉センターに妊娠届出書を持っていくことで手続きができます。
妊娠の届出は次のように行います。妊娠の届出には、個人番号(マイナンバー)が必要です。
1 提出書類 妊娠届出書
2 届出窓口 お住まいの区の保健福祉センター 健康課
3 届出人 本人、家族
4 届出方法
医療機関等で妊娠と診断されたら(市内医療機関には妊娠届出書があります)
お住まいの区の窓口へお越しください。助産師等の専門職より交付いたします。
交付の際には、妊産婦、乳幼児の保護者への保健サービスの説明を行っています。
福岡市 母子健康手帳の交付について知りたい。
妊娠届出書は市内の各医療機関にあり、妊娠と診断されたらもらえることになっています。
ただし、私達の場合もそうでしたが妊娠がわかったからといって妊娠届出書がもらえるとは限らないことに注意。
基本的には、胎児の心拍が確認できる妊娠6週あたりで「妊娠の診断」がもらえるようです。
私達の場合、産婦人科にかかるのが早すぎたようで初診時に妊娠は判明したものの(妊娠5週)、妊娠届出書はもらえず。
二度目の診察(妊娠7週)にて無事届出書がもらえました。
母子手帳がもらえる場所と必要なもの
母子手帳がもらえる場所および必要なものは市区町村によって異なりますが、ほとんどの場合場所は市区町村の保健所、もしくは区役所の窓口となります。
届け出時に必要なものは、こちらも市区町村によりますが基本的には妊娠届出書、本人確認書類、マイナンバーカードが必要となるようです。
※配偶者など代理人が届け出る際は、代理人の本人確認書類や委任状も必要となる場合あり
詳しくは、「○○(届け出る市区町村名) 母子手帳」などといったキーワードで検索してみてください。
実際に母子手帳をもらってきた(福岡市中央区の場合)
実際に、私たちも母子手帳をもらってきました。
福岡県福岡市中央区の場合、母子手帳がもらえるのは中央区役所ではなく、別の場所にある健康福祉センター。
こちらのビル「あいれふ」の6階です。
「母子手帳をもらいに来たんですが」と伝えると、担当の助産師さんから今後の手続きなど一通りの説明を受け、母子手帳一式を受け取り。所要時間は15分程度でした。
母子手帳は思ったよりも分厚く、さらには様々な役立つ情報が載っている副読本やガイドブック、マタニティマーク、さらには企業とコラボしたプレゼント情報や紙おむつのサンプルまでもらえました。
母子手帳があるとどんなメリットがあるのか
検診が無料になる受診券・補助券が一緒にもらえる
母子手帳が発行されると、多くの市区町村で検診時に使える受診券や補助券がもらえます。
基本的に健康保険がきかない妊婦健診はそれなりに高額になってしまいがちなので、この受診券はとてもありがたい。
忘れずに受け取っておきましょう。
引っ越しや里帰り出産などで他の市区町村に移る場合でも、移動先で使えるものと交換してもらえる場合があります。
役所に問い合わせてみましょう。
受診・治療歴、予防接種の履歴がわかる
母子手帳には、母と子がこれまでどのような診察・治療を受けてきたのかが記載されています。
何か体調に異変があった場合でも、母子手帳さえ持参すれば医者はこれまでの経緯をすべて把握することができ、より適切な治療をすることが可能に。
また、生まれてくる子供の満6歳までの治療歴や予防接種についても載っているため、例えば大人になってから「あの予防接種受けたっけ?」となったときにも母子手帳さえ確認しておけば間違いありません。
なので、子供が大きくなり使わなくなっても大事に取っておきましょうね。
割引やサービスが受けられる場合がある
子供を持つ家庭の支援として、国・地方自治体から民間企業まで母子手帳を持っていると各種特典やサービスが受けられるところはたくさんあります。
例えば私の近所のスーパーは、母子手帳持参で買い物が常時10%割引。
イトーヨーカドーでは、配達料金が4年間いつでも102円となるサービスを実施しているようです。
生活圏内でそのようなサービスを行っている店や施設がないか、一度チェックしてみるのもいいかもしれません。